本記事では「オンラインカジノはやめとけ」と言われる理由について、筆者自身の体験も交えつつ詳しく解説します。
オンラインカジノはやめとけ!利用すべきではない10の理由
「オンラインカジノはやめとけ」と言われる主な理由は10点あります。それぞれの理由について詳しくチェックしてみましょう。
違法であることが明言されている(逮捕リスクあり)
2022年は国会で岸田首相が「オンラインカジノは違法」と明言しました。
日本の岸田首相は31日、衆議院予算委員会の集中審議の中で、オンラインカジノについて「違法なものであり、厳正な取り締まりを行う」との意向を示した。TBSが報じた。
また2022年10月には警察庁からも「オンラインカジノは犯罪」といった啓発が行われるようになっています。
簡単に言えばオンラインカジノは違法であり、賭けると逮捕されるリスクもあるのでやめておいた方が良いということです。
還元率の観点から必ず負ける仕組みになっている
オンラインカジノの還元率は95~97%程度と言われています。
還元率が100%を下回るということは、多くのプレイヤーが負ける可能性が高いということです。賭ければ賭けるほど、胴元(運営側)が儲かる仕組みになっています。
一般的に言われている「公営ギャンブルよりもオンラインカジノの還元率が高い」ということは間違いではありません。実際に比較してみるとオンラインカジノの還元率は圧倒的に高いことが分かります。
ギャンブルの種類 | 還元率 |
宝くじ | 50%未満 |
スポーツくじ | 50%未満 |
競馬 | 70% |
競輪 | 70% |
競艇 | 75% |
オートレース | 70% |
しかしオンラインカジノの還元率が100%未満であるというのもまた事実です。
そして「還元率が高いから勝ちやすい」と高をくくった結果、無理なベットをしてしまい結局大きく負けるというケースも非常に多く見られます。
閉店時間がないので止め時が見つけられない
オンラインカジノには実店舗がありません。もちろん営業時間という概念もなく、ネット環境さえつながれば24時間365日いつでもオンラインカジノでプレイできます。
好きな時にいつでも賭けられることはオンラインカジノの大きなメリットですが、逆に「止め時が分からずダラダラプレイし続ける」というリスクもあります。
特に資金がすり減っている状況だと、なかなか損切をできずに「何とか取り戻そう」とプレイし続けた結果、全額溶かすというのはよくある話です。
筆者自身も夜にオンラインカジノの賭けをスタートして、気づけば朝を迎えており、さらに資金が大きく減っていたということは何度もありました。
仮に勝っていたとしても、オンラインカジノをプレイし続けると健康障害が出たり、仕事のパフォーマンスが低下したりする危険性があるのも大きなデメリットです。
出金拒否されて資金を失う可能性がある
オンラインカジノで勝ったとしても、必ず出金できるとは限りません。
実際にオンラインカジノの世界では、大きく勝ったのに出金拒否を食らったというプレイヤーも多く存在します。Twitterで「〇〇(カジノ名) 出金拒否」といったキーワードで検索してみれば、実例を見ることも可能です。
プレイヤー自身が何か違反して出金できないならまだ許せます。しかし完全に運営側の裁量で出金拒否を食らうこともあるのが怖い点です。
公序良俗に反する行為と見なされ会社を解雇される危険もある
会社員や公務員の場合は、オンラインカジノで賭けを行っていることがバレると解雇される危険性もあります。
多くの会社の社則では「公序良俗に反する行為」を禁じる規定がありますが、オンラインカジノでの賭けはまさに「公序良俗に反する行為」と見なされる可能性があるためです。
オンラインカジノが公序良俗に違反する消費者取引であることから、消費者保護の観点から広く注意喚起するよう求めます。
一発解雇にはならなくても、減給や左遷などの社内処分を受けることもあるかもしれません。
筆者の知人が勤める某メガバンクでも、オンラインカジノの利用が会社にバレた人が自主退職に追い込まれたという事例もあるようです。
メールアドレスや電話番号が流出している可能性が高い
オンラインカジノでアカウントを登録する際に、メールアドレスや電話番号といった個人情報を必ず入力します。
情報のセキュリティレベルはオンラインカジノごとによりけりですが、セキュリティが甘いオンラインカジノを利用するとメールアドレスや電話番号は漏れていると考えていいでしょう。
実際にオンラインカジノに登録してから、迷惑メールや非通知電話の件数が異常に増えます。ある時は同じ日に何連続も非通知の連絡が来て流石に怖い思いをしました。
あまりにも鳴りまくるので意を決して出てみたところ「カジノミーです」と言われて、それなら普通にかけて来いと言いたかったですね。
またとあるオンラインカジノにおいてメルペイで入金した後、連続してメルペイの不正利用被害に遭いかけたこともありました。
個人情報が漏えいするとかなり怖い思いをするので、自分の生活の安全を守るためにもオンラインカジノは登録しないのが無難です。
大勝ちしたときの快感が忘れられず依存症になる
オンラインカジノは負けるリスクももちろんありますが、それ以上に「大勝ちすることのリスク」も大きいと筆者は考えています。一度でも大勝を経験すると、忘れられなくなるためです。
そして「もう一度あの大勝を味わいたい」と躍起になってしまいます。
しかし何度も大勝が連鎖することなどあり得ません。それでもなかなか止められず、気づけばギャンブル依存症のような状態になっている人も多くいます。
宝くじで高額当選をした人の多くが、その後不幸な人生を送っていることと同じような理論と考えると分かりやすいでしょう。
「勝った時に止めれば良いんでしょ?」と気楽に考える人もいますが、それができれば誰もオンラインカジノで負けません。
オンラインカジノが夜逃げのような形で閉鎖するケースもある
過去にはいくつものオンラインカジノが夜逃げするような形で、ある日突然サイトを閉鎖しました。
最近で言えばマネキャッシュや横綱カジノなどが有名です。
夜逃げされるということは、当然ですがユーザーのアカウントにあった資金はそのまま持ち逃げされます。
以降は連絡を取れなくなるので、どれだけ大きく稼いでいても取り戻すことはできません。そもそもオンラインカジノは海外企業に運営されているので、日本の警察に相談したところで何も解決してもらえないでしょう。
借金をしてまで遊んで破産する事例もある
オンラインカジノ業界では、入金するために借金、損失を取り戻すために借金、借金の返済が滞ってリボ払いといったようにどんどん借金地獄に陥る例も多くあります。
リボ払いだろうと分割払いだろうと期日に返済できていればまだマシです。しかし実際には次第に返済が厳しくなり、いよいよ闇金に手を出して更に借金地獄が深くなる事例も少なくありません。
しかもオンラインカジノなどのギャンブルで借金が拡大した場合、免責不許可となって自己破産できない、つまり借金をチャラにできない可能性がある点にも注意が必要です。
(※実際には自己破産が認められることもあります)
ギャンブルを原因とする借金との関係では、破産法252条1項4号が上のような規定を設けているので、ギャンブルによって「著しく財産を減少させた場合」や「ギャンブルのために過大な借金を抱えた」場合には免責不許可事由に該当するといえます。
オンラインカジノでアカウントを登録するということは、借金地獄の第一歩を踏み出しているのと同じであることを自覚しておきましょう。
SNSやマッチングアプリでは詐欺やマルチの温床になっている
「オンラインカジノは簡単に稼げる」といった誘い文句によって、SNSやマッチングアプリではオンラインカジノが詐欺などの温床になっています。
参考リンク:ネットカジノでマルチ商法、62億円集金か 男女15人逮捕 – 産経ニュース (sankei.com)
美味しい儲け話に乗っかった場合、自分が被害を受けるだけではなく、自分が加害者側になってしまう危険性もあるのが怖いところです。
筆者自身もマッチングアプリで知り合った女性と普通にデートしようと思ったら、まさかのオンラインカジノの勧誘を受けたことがありました。
「15万円程度を支払って〇〇カジノと△△という決済サービスに登録、その後紹介すれば紹介料でキックバックがもらえる」というような内容でしたね。
私はオンラインカジノの登録に一切お金がかからないことを知っていたのでうまく断れましたが、よく知らない人はそのままトラブルに巻き込まれる可能性も高いでしょう。
それでもオンラインカジノをプレイしたい人におすすめの方法
非常に多くのデメリットや危険性があるので、オンラインカジノはやめておくべきです。
しかしそれでもオンラインカジノに興味があり、オンラインカジノでプレイしてみたいと考える人も多くいるでしょう。
そこで本記事の最後に、どうしてもオンラインカジノをプレイしたい人向けにおすすめの利用方法を解説します。
運営母体の信頼性が高いオンラインカジノを利用する
オンラインカジノをプレイしたい人は、必ず運営会社の信頼性を重視しましょう。信頼性が高い会社が運営していれば、不当な出金拒否や突然の閉鎖、個人情報の流出といった被害は避けられます。
運営母体の信頼性が高くおすすめのオンラインカジノとして以下のサイトが挙げられます。
※カジノ名をタップすると公式サイトに移動可能です
オンラインカジノ | おすすめの理由 |
ボンズカジノ | 日本市場一番人気の定番オンラインカジノ |
ブビンガバイナリー | ベラジョンカジノ系列でさらに日本人向けに特化したオンラインカジノ |
テッドベットカジノ | ベラジョンカジノ系列で1996年から運営を続ける老舗オンラインカジノ |
ラーメンベットカジノ | ロンドン証券取引所上場の企業が運営する世界的に有名なブックメーカーでカジノ部門も併設 |
ジョイカジノ | 世界中でオンラインカジノを展開中の企業が運営するイギリスで一番人気のオンラインカジノ |
コンクエスタドールカジノ | 世界中で展開する業界最大手のブックメーカーでカジノ部門も併設 |
カジノエックス | ロンドン証券取引所上場の企業が運営するオンラインカジノ |
生活費を差し引いた余裕資金だけを入金する
オンラインカジノに入金する資金は、余裕資金だけにしてください。
毎月給料を受け取ったら、まずは生活費とそうでない資金に分けましょう。オンラインカジノの入金に手を出していいのは余裕資金だけです。
余裕資金の範囲内でプレイしていれば、万が一負けてもそこまで生活に大きな支障が出る心配はありません。あくまでも貯金や娯楽に回せるお金が少なくなる程度の損失で済みます。
1日のプレイ時間を短く制限しておく
オンラインカジノでプレイする場合は、1日何分までというようにプレイ時間を短めに制限しましょう。
ダラダラと長時間プレイし続けなければ、生活に悪影響が生じたり、無駄に負けたりする心配もありません。
しかし意志の力だけでプレイ時間を制限しようとするのはほぼ不可能です。勝ち負けに関わらず、ギャンブルをスパっと止められるほど人間の脳は優秀ではありません。
したがって各オンラインカジノで設定できる「自己規制」の機能などをうまく活用しましょう。
また数十分から1時間程度以内に恋人や先輩など、絶対に裏切れない人との約束を入れておくのもおすすめです。
稼ぐ目的ではなく、あくまでも娯楽目的でオンラインカジノを利用する
オンラインカジノは大きく稼げる可能性もありますが、稼ぐ目的でプレイすることは地獄の始まりです。
本気で稼ごうとすれば多少の損失も許せなくなり、損失を取り戻すためにどんどんベット額を大きくして最終的に大負けを食らいます。
したがってあくまでもゲームを楽しむという娯楽の目的でオンラインカジノを利用するのがおすすめです。実際にオンラインカジノ各社も、商業などの目的ではなく娯楽の目的で利用することを求めています。
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引用元:遊雅堂|利用規約
勝ったらラッキー、負けてもドンマイくらいの心持ちでプレイしていた方が、予想外に大きく稼げるという結果になることもあります。